こんなに近くにいるのに。
こんなに想っているのに。

貴方はいつもそうやって、
悲しみを含んだ笑顔で。

また少し、遠ざかる。
また一歩、後ずさる。

もっともっと、頼ってよ。
苦しみを私に分けてよ。

幻滅なんてしないから。
私の全てをあげるから。

それとも、やっぱり、その役目は彼女しか手にできないのなら。
ああ、いっそ、私の身も消えて雪になってしまえたらいいのに。

そしたら貴方は、受け入れてくれる?